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株式会社寺師担当者インタビュー

株式会社寺師担当者インタビュー

1984年に寺師牧場精肉店として鹿児島で創業し「南国の自然と気候を活かし、心を込めて育てた上質なお肉をもっと多くの方にお届けしたい」という理念のもと、オリジナル銘柄豚を中心に、様々な美味しさをお届けできるよう挑戦する肉屋として、常に新しい取り組みをされておられる同社。鹿児島市武の本社事務所にて専務取締役の寺師大策さんに課題について伺った。

―よろしくお願いします。早速ですが、御社のご紹介をお願いします。

弊社は1984年に寺師牧場精肉店として開業し、現在まで牛・豚・鶏といったお肉を中心に食品の卸・小売・製造を行っております。
スーパーや百貨店への卸がメインで、飲食店への卸もしています。飲食店へは食材の提案だけではなく経営コンサル的な動きもしますね。飲食店に対しては自社商品だけではなくお店のことを考えてメニューや価格戦略などトータルで提案を行っています。

―挑戦する肉屋と掲げていらっしゃいますが、他にもいろいろと挑戦されているのでしょうか。

食品の中でも肉に特化していこうという思いや、ひたすら新しいことに取り組んでいこうというコミットも込めて、肉の寺師ロゴを作成した際に事業ブランドメッセージとして掲げました。
挑戦していることとしては、商品開発をどんどん行っていて、一人用もつ鍋の「モテ鍋」や、朝から食べる餃子ってないよねってところから「朝食スープ餃子」を開発したり、今はどうしても需要が落ちる夏に向けた商品なども検討中です。コロナウイルスの影響による、巣ごもり需要に向けては「巣ごもりセット」とかを作ってすぐに対応したりもしました。トライ&エラーでいろいろやっていますね。企画から商品化のスピードの速さは他社にも負けない強みだと思います。あとは個人事業の飲食店にとっては、クレジットカードやラインペイで決済できるようにしているのも、肉屋さんではあまりないと思いますね。

―本当にいろいろな挑戦をされているんですね。ありがとうございます。では今回の課題となる商品について伺いたいと思います。「寺師の国産牛もつ鍋セット」は、どのような商品になりますか。

もつは国産牛にこだわり、丁寧に下処理を行っています。余分な脂は取り除いています。スープは鹿児島産の醤油、味噌、隠し味に鹿児島の芋焼酎を使った薩摩の特製醤油スープ。30年以上かけて作られた寺師の国産牛もつ鍋セットは、自社オンラインショップでもNo.1の売れ筋商品になっています。

―購入者のターゲットはどんな方々になりますか。

特に明確なターゲットは設定していませんね、現在購入いただいている方々はもつ鍋好きな20〜50代の男女という感じです。現在は自社サイトのみで販売しているので、インターネットで通販を利用し「もつ鍋 お取り寄せ」などを検索されている方の中で比較検討されるようにしています。

―販売場所は自社サイトのみということですが、今後もその予定でしょうか。

百貨店のカタログ等にも一部掲載されていますが、基本は自社サイトでの販売の予定です。もつ鍋市場での競合の価格に合わせて安価に設定しています。送料込みの価格なので、自社以外での販路となると規格や価格を変えないといけないですね。価格競争では大手に勝てませんから現状は自社オンラインの独自商品として売れていけば良いと考えています。

―商品の発送は冷凍発送になりますか。

はい、冷凍での発送になります。
以前使っていたスリーブタイプの箱は冷凍すると商品が膨張して取り出しにくかったので、現在は仕様を変えた化粧箱に入れて、発送用の袋に入れてお送りしています。

―「肉の寺師」のロゴを作成された際、化粧箱もリニューアルされていますが、それを使わず新しいパッケージを検討されている理由・意図などがありますか。

20年前に飲食事業から撤退したのですが、今後は寺師のもつ鍋に特化した飲食店を展開していきたいという想いもあります。それを考えると肉の寺師とは別の単体ブランド、商品のみで独立していくブランドになってもいいかなとも思っています。

――他に考慮してほしい点などはありますか。

あまりみなさんの発想を縛りたくはないですが、3辺合計が78cm以内だと運送会社の発送袋に収まり、現在の送料のままで対応できるのでありがたいです。送り状はヤマトA5マルチシートというサイズを使用しています。価格設定としてはもつ鍋の中で決して高くはありませんが、高級感が伝わるデザインが良いですね。

―ありがとうございます。最後に応募者の方々に一言お願いします。

「食」を通じて、人生に幸福をもたらすというのが弊社の企業理念です。鹿児島から日本全国、さらには世界に寺師・鹿児島・日本のファンを増やしていけるような商品・サービスを提供していきたいと考えていますので、共に作り上げていけたらと思います。われわれの既成概念にはない、自由な発想でいろいろなご提案がいただけるのを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。