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株式会社KISYABAREE担当者インタビュー

株式会社KISYABAREE担当者インタビュー

鹿児島市騎射場(きしゃば)地区を拠点として、地域開発・人材育成・不動産コンサルティングなどの事業を行い、地域や人を成長させるためのコンテンツづくりの会社として2019年4月に設立された株式会社KISYABAREE。代表を務める須部さんと今回の企画の発起人のひとりである株式会社下堂園の山下さんに課題について伺った。

―よろしくお願いします。早速ですが、御社のご紹介をお願いします。

須部:よろしくお願いします。元々の私の本業は不動産業なのですが、17年ぶりにUターンで鹿児島に戻って来たらまちがなんだか寂しくなっていて、生まれ育った騎射場の地域活性化とコミュニティ形成や人材育成を目的として、2015年より1万人規模のマーケットイベント「騎射場のきさき市」を企画開催しています。この「のきさき市」の活動を、他地域から教えてもらえないかとか講演してもらえないか、講座を作ってもらえないかなどの依頼が増えてきたこともきっかけとなって、家業とは別の事業として会社設立に至りました。

―KISYABAREE起ち上げの元となっている「騎射場のきさき市」の具体的な活動内容を教えてください。

須部:鹿児島市騎射場という地域の連携、人々の繋がりを作れたらという想いから企画・開催していて、きしゃば中央通り会さんの協力もいただいて、お店の軒先や銀行さんなどの空いている駐車場、公園や幼稚園の広場など隙間を利用しながら、90店舗ぐらい集めて活性化を目的としたイベントです。1日だけのマーケットですが、実行委員は大学生・専門学生・高校生や地域の人たち50名ほどで、出店してもらったり一緒に企画を考えてもらったりしながら、この5年で段々かたちになってきています。

騎射場電停から半径500mに1万5千世帯、狙いとしては1㎞圏内3万世帯。小学生が1200人ぐらい居るので家族で来てもらうと大体3000人ぐらい。全体では7~8000人程度がイベントに来てくれている。地域の人同士が繋がったり、地域外の人とも関わりができたり、夜しか空いていないお店に昼出てもらったりして足を運んでもらったり、そういう企画。
毎年違うテーマで実行していますね、一昨年のテーマは「学園祭」で、鹿児島大学の学園祭が同日開催だったのでそれと合わせて開催しました。大きくて面白いことをやっている大学だが、地元の人がほとんど行ったことがないので、もっと距離を近くできないかということで、双方での行き来が生まれるようにしました。その様子を地元ラジオ局のフレンズFMさんに3時間生中継してもらったりもしました。

―ありがとうございます。では今回の課題について伺いたいと思います。鹿児島市騎射場地域を表現したお茶を課題にされた理由と、そのお茶はどのような商品なのか教えてください。

須部:騎射場のきさき市でブレンド茶をつくるというワークショップを企画する予定で、それがきっかけというか始まりになりました。騎射場のきさき市は一過性で年に一回のイベントなので、日常的に販売できるコンテンツづくりができないかという想いもありまして。
山下:もともとは地域を絡めたお茶づくりができると良いなという想いがありまして、先に他の地域の方とお茶の開発をしていたことを知っていただいたのが縁で、騎射場地域のお茶も一緒に開発できないかというお話になりました。商品を提供するだけではなくて、お茶について一緒に学びながら開発することで、思い入れも加わった商品作りができるのではないかと思いました。

―地域ごとの味の違いは出せるのでしょうか。

山下:そうですね。ワークショップで作ることがベースになっているので、品種が違ったり、ブレンドの比率や火入れの方法が違うことで味わいが変わってきます。茶葉なのかティーバッグなのか形態でも違ってきますので、味の違いは出ると思います。

―その地域らしさはどうやって出すのでしょうか。騎射場らしいお茶を作るのは難しそうですが。

須部:そこが狙いでもあるんですが、騎射場らしさって何だろうって考えてもらうことで、興味をもってもらって地域について考えたり調べたりして、愛着が出てくる。騎射場らしさを出すためには騎射場を知らなくてはいけないので、そういう機会にもなる。そしてお茶を知ってもらう機会にもなると思ってます。

―今回の課題となる騎射場らしいお茶「騎茶場」は、もう出来上がっていますか。

須部:いえ、ワークショップが開催できず、まだ出来上がっていません。ただ商品開発に協力いただく、下堂園さんの店舗「らさら」が騎射場エリアの近くにあるので、試飲会や体験できる機会が作れないかは検討中です。騎射場というイメージに合わせ、お茶もパッケージも作っていくイメージで考えています。

―販売は騎射場のきさき市を想定されていますか。

須部:もちろん騎射場のきさき市のイベントで販売することは前提ですが、イベントは年に一回なので、地域の特産品としてイベント以外の時にも販売できればと考えています。例えば騎射場地域のいろんな店舗で買えて地域の人がお土産として活用したり、オンラインでも販売できたらと思っています。市外や県外のイベント催事に出店する際などにも持っていってPR媒体としても機能してほしいです。

―今後、お茶以外の商品が作られていく可能性もありますか。

須部:そうですね、お茶のシリーズ化もあるかもしれないし、他の商品も作れたら面白いですよね。

―デザインするうえで考慮してもらいたいことなどはありますか。

山下:あまり制約を設ける必要はないと思っています。通常の50g・100g帯の商品パッケージと同様でも、そうでないものでも対応できるかなと。ただお茶の品質保持を考えると光が透過しない遮光性のある素材にはなると思います。

―ありがとうございます。では最後に応募者の方々にひとことお願いします。

須部:騎射場という地域は特産品が無い場所です。あえていうなら、そこに暮らしている人たちが特色ですので、ぜひ地域の人に愛される特産品を一緒に作っていただければと期待しています。よろしくお願いします。