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セイカ食品株式会社担当者インタビュー

セイカ食品担当者インタビュー

1903年の創業から今年で116年、1919年の株式会社設立から100年の節目を迎えるセイカ食品株式会社。「真面目な製造、真面目な販売、真面目な経営」の社是を掲げ、製造・物流技術の更なる向上に努めておられる同社。鹿児島市唐湊の製菓部・工場にて製菓部製造企画室 商品開発担当の堀さんと、開発担当の楠元さんに課題について伺った。

―よろしくお願いします。早速ですが、御社のご紹介をお願いします。

堀:よろしくお願いします。弊社は菓子問屋として始まりましたが、現在は菓子・アイスクリーム・冷凍食品の製造・卸売業を軸に、スポーツ事業、パン製造業、介護事業等をグループ内に擁しています。各事業の相乗効果を図り、地域の皆様に支えられながら今日の我々があるものと感謝しております。事業エリアも、南九州を中心としながらも、着実に活動地域を拡大してまいりました。

―ありがとうございます。では今回の課題となる商品について伺いたいと思います。御社の看板商品である「ボンタンアメ」は、全国的にもご存知の方が多いと思いますが、課題となる「乳酸菌ソフトアメ」は、どのような商品になりますか。

堀:まず「ボンタンアメ」は、国鉄時代から全国の駅売店に並べていただいたことから長くご愛顧いただいている商品ですが、鹿児島で製造されていることをご存知でない方もいらっしゃるようです。今回の課題として出させていただく「乳酸菌ソフトアメ」は「ボンタンアメ」と形状や形態が似ていますが、違う商品になりますのでデザイン的に踏襲したりせず、別の商品として認知されて欲しいと思っています。

楠元:「乳酸菌ソフトアメ」は、フェカリス菌乳酸球菌nanoECF®を1箱に1000億個配合したヨーグルト風味のもちもち食感のソフトなアメです。この乳酸菌ソフトアメ以外の商品もそうなのですが、甘さや大きさなど続けてパクパク食べてもらえるようにという連食性にはこだわりがありまして、そこは意識して開発しています。
乳酸菌を配合したお菓子の中でも、1箱10粒に対しては多い量の乳酸菌が入っているほうだと思います。2016年より3年ほど販売しており、今後日本国内はもちろんのこと、海外の主要輸出国に対応した配合変更や商品の付加価値を高めるリニューアルを行う予定です。

―主要輸出国に対応した配合変更とは、どのような内容になりますか。

堀:現在使っている原料の品質が問題ということではなくて、海外への輸出の際、日本国内で使用が認められている原材料であっても海外では認められないものもあります。海外への展開を加速する上で広く認められるものへ変更していく予定です。日本国内では乳酸菌入りのお菓子もたくさん出回っていますので、乳酸菌以外にも付加価値を高められるよう検討しています。

―主要輸出国は具体的にはどこになりますか。

堀:ボンタンアメ、兵六餅を取り扱っていただいているアメリカ・アジア圏から展開していきたいと考えています。国内でももちろん販売していくつもりです。

―パッケージは海外を意識したほうが良いですか。

堀:海外を意識することはあまり重要視していません。それよりも乳酸菌が入っている商品であるとか。あとは1粒ずつオブラートに包まれていて、むかずにそのまま食べられるのですが、それが分からない若い世代の方も増えてきたので、海外の方も含めオブラートをむかずに食べられるという食べ方が伝わるほうが最優先かなと思います。

―正式な商品名は「乳酸菌ソフトアメ」になりますか。

楠元:現状はそうですが、リニューアルにあたって商品名は絶対にこれを使って欲しいとは思ってません。乳酸菌は商品名に入らなくても良いですが、商品名だけで分かりづらければ他の部分で補っていただくとかは必要かもしれません。現状入っている情報はできるだけ入れていただきたいです。商品名はご提案いただければ検討したいと思います。

―ターゲットはどのような方々になりますか。

楠元:現在のものも20~40代の女性向けに企画開発をしました。実際に買われている方の層はもう少し幅の広い50代くらいまでの女性という感じです。

―どういうときに食べられるイメージでしょうか。

堀:(例えばの内容です)餅生地で腹持ちがいいのと、ついパクパク食べてしまうようなサイズ感なのでおやつに食べていただくことが多いと思います。また展示会の物販の時は、ヨーグルト等を普段から好んで食べていらっしゃる方がまとめて買ってくださることも多いです。

―販売されている場所はどのあたりでしょうか。

堀:販売先は全国(北海道から沖縄まで)スーパー・コンビニ・ドラッグストア。スーパーの割合が多いと思います。それ以外は問屋さんから先の販路は追えていませんが、卸や小売店さん経由でネット販売もされていると思います。ただ現状は県内での店頭売りが圧倒的に多く、県外へも販路を増やしていきたいです。

―海外での展開先もスーパーになりますか。

堀:そうですね、日系スーパーだけに限らず現地の大手小売店で展開できたらと。

―カラーリングなどで考慮してもらいたい点などがありますか。

楠元:現在の水色のパッケージは弊社の意図があったりそれにこだわっているわけではありません。何案か出された中で、これが良いかなという決め方でしたので、乳酸菌をイメージできたり、女性に手にとってもらいやすくするなどを考慮していただければ色や見せ方のこだわりはないです。ただ賞味期限の印字であったり、表記しなければならないものなどがあるので、それに対しての微調整は対応していただきたいですね。

―この箱の形状、素材は変えられませんか。

堀:そうですね、製造ライン上パッケージの形状・サイズ、素材を変えることはできないです。直接口に入れる食品を入れるパッケージになりますので、衛生面的にも仕様を変えることは難しいです。

―ありがとうございます。最後に応募者の方々にひとことお願いいたします。

楠元:現状は海外展開を意識せずに作ったのですが、海外向けにも展開しやすい商品イメージしやすいものだと嬉しいです。
堀:毎月月初に「おいしくて安心安全なお菓子をみなさんでつくっていきましょう」という声かけがあるんですが、私としてはその気持ちがお客様に伝わるようなパッケージがいいなと思います。