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有限会社大瀬商店インタビュー

大瀬商店担当者インタビュー

鹿児島の伝統的工芸品である大島紬。2020年の東京オリンピックでも外国の方をおもてなす着物として提供される。そんな大島紬を製造から販売まで一貫して提供している大瀬商店。昭和5年の創業から時代の流れに応じて大島紬を普及させるために努力を重ねてきた。3代目の代表取締役である大瀬輝也さんに今回の課題について伺った。

―よろしくお願いします。早速ですが、御社のご紹介をお願いします。

よろしくお願いします。弊社は大島紬を製造販売している会社になります。創業は昭和5年。私で三代目になります。大島紬を身近なアイテムにしたくて着物以外の製品も色々と創作しております。『大島紬のある生活提案』がテーマです。大島紬というものは元来、高級な着物として製造販売されてきました。ただ、時代の流れの中で、時に着物ブームなどはあったりはしますが、だんだんと廃れていってしまうのではないかと危惧しています。それならば、いろいろな試行錯誤をして時代にあったものを作っていきたい。そう思い「大島紬のある生活提案」として雑貨などを中心にいろいろなものを製造し提供していこうと活動しています。

―ありがとうございます。では今回の課題について伺いたいと思います。「大瀬商店オリジナルの大島紬製品のトータルブランドデザイン」ということですが。

はい。弊社では着物いわゆる反物などですが、それらの製造販売の他に、大島紬を使った雑貨などを製造販売しています。それら弊社オリジナルの製品群のトータルブランドデザインということでお願いできればと思っています。具体的には雑貨などを販売時に梱包する共通の包装紙のデザイン、ロゴなどをお願いできればと思っています。

現在はどのような感じなのですか

はい。現在は包装紙などは既製品に会社名などを印刷していたりするものを使用しています。また、製品には家の家紋を使ったシールやタグをつけています。

―ターゲットはどのような方々になりますか。

若い人にも興味は持ってほしいですが、メインターゲットは40~50代の女性で、いろいろおしゃれもしたいけど、本物も持ちたいかなって思ってる年代の方々になると思います。

―御社商品の特徴はどんなところでしょうか。

そうですね。大島紬自体を製造していますので、大島紬をテキスタイルとして考えて伝統を守りながら、新しいものにもチャレンジしていきたいと、そういう思いですかね。あと、大島紬だから買う、ではなくて、見て、「可愛いな素敵だな」と思って取って頂いて、大島紬を知らない世代の人たちも、これが大島紬なんだってそこから知ってもらえるような、すそ野が広がるような商品づくりをテーマにしてます。

―どこで販売されていますか。

鹿児島市内の自社店舗および自社のオンラインストア。その他、大都市圏のデパート催事などによく出展するのでそこで販売をしています。

―価格帯はいくらくらいなんですか

小物ですと2,000円~3,000円くらい。反物ですと数万円~という感じです。通常、大島紬の反物は何十万円~1千万円以上もするものもありますが、弊社では製造から販売まで一貫して行っているので比較的リーズナブルな金額で販売できていると思います。

―デザインするときに考慮してもらいたい点などがありますか。

高級感は欲しいですね。あと、伝統は重んじていますが、着物のポスターなどで女性が着物着て後ろを振り向くような古典的なデザインとかよくありますが、イメージとしてはああいう古典的なものではない気がします。

―ありがとうございます。最後に応募者の方々にひとことお願いいたします。

大島紬は素晴らしいものだと思っています。ただ、それだけでは生き残れないとも思っています。「大島紬のある生活提案」というテーマで雑貨などを開発してきました。ただ、いろいろなものを作ることに集中してしまい、統一感やブランディングができていません。皆さんのお力で弊社の大島紬の製品がますます輝けるようなご提案を期待しています。楽しみながら作っていただければ幸いです。