かごしまデザインアワード2018 パブリックデザインコンペ

クリエイティブ産業創出拠点施設(仮称)の「愛称」と「ロゴマーク」
クリエイティブ産業創出拠点施設(仮称)の「愛称」と「ロゴマーク」
全国の
若手デザイナー
対象
・パブリックデザインコンペは、若手デザイナー育成のために実施するもので、市(公社等を含む。)がつくる製品等に良質のデザインを採り入れることで、付加価値や競争力を高め、市民への訴求力が高まることを期待しています。
・全国の若手デザイナー(18歳以上(高校生を除く。)概ね40歳以下であること)を対象に開催いたします。
■賞金 賞金10万円
■副賞 新施設のシェアオフィスの利用料免除や常設ギャラリーの優先利用等(予定)
■応募期間 2018年5月21日(月)~7月31日(火)
■課題内容 クリエイティブ産業創出拠点施設(仮称)の「愛称」と「ロゴマーク」
■課題提供課 鹿児島市産業創出課
■対象者(ターゲット) クリエイター(デザイン、IT関係、芸術系など)や事業者、起業に関心のある方等
■対象者との接点 パンフレットやWEBサイトでの使用、また屋外サインとしての使用も視野に入れている。
施設イメージ 開放的でデザイン性の高い空間をコンセプトとして、セミナーやイベント、撮影等ができる「ユーティリティスタジオ」や、食の商品開発ができる「テストキッチン」の他、交流スペースやギャラリー等を整備します。
(現・ソフトプラザかごしま 鹿児島県鹿児島市名山町9-15)
■補足事項 【愛称】
・誰にでも覚え易く、クリエイティブな施設をイメージできる愛称とする。
・文字数が多い場合等は略称の提案もあると良い。覚え易さの面からも、長すぎる愛称は望まない。
【ロゴマーク】
・愛称とのバランスを考慮する。
・使用する色は5色程度に収まれば、より望ましい。白黒(モノクロ)バージョンの提案もあると良い。
【屋外サイン】(※提案は必須ではない。)
・愛称とロゴマークを表示する屋外サイン(電照サインと自立サイン)のデザインとする。
・電照サインは、2F外壁面に設置し、文字の大きさは300角程度とする。
・自立サインは、約タテ1800 mm×ヨコ900mmのサイズで使用する。愛称とロゴをレイアウトしたデザインが望ましい。

応募方法・スケジュールなど

■提出物 応募用紙、デザイン案他
■応募方法 応募用紙に必要事項を記入の上、企画書等を添えてメールもしくは郵送にて応募してください。
※必ず応募規約を確認、了承の上ご応募下さい。
■選考方法 「かごしまデザインアワード審査会」を設置し、同会にて選考します。
審査員 : ウジトモコ氏(株式会社ウジパブリシティー代表取締役)
丸尾弘志氏(日経BP総研マーケティング戦略ラボ 上席研究員)
廻健二郎氏(デジタルハリウッド株式会社取締役COO)
■スケジュール 2018年5月21日(月)応募開始
         7月31日(火) 応募締め切り
         8月上旬 1次審査
         8月17日(金) 1次審査結果通知
         9月上旬 ブラッシュアップした作品(企画書あり)にて最終審査
         9月下旬 最終審査結果通知
         12月下旬 表彰式
■参加資格 全国の若手デザイナー(18歳以上(高校生を除く。)概ね40歳以下であること)

■パブリックデザインコンペ大賞作品

受賞者   前迫昇吾さん

受賞作

本作品は、平成30年10月29日(月曜日)、市長定例記者会見にて公表され、平成31年2月にリニューアルオープンする「鹿児島市クリエイティブ産業創出拠点施設」の愛称・ロゴマークとして活用されます。

■産業創出課担当者インタビュー

来年2月に、鹿児島市に新たにクリエイティブのための拠点施設が生まれます。新たな想像を広げる場所として、期待される新施設。その施設は、どのような目的で作られるのか。どのような経緯で作られるのか。様々な疑問を、担当者の片平さんに伺った。

―この度は、新たに生まれるクリエイティブ産業創出拠点施設(仮称)の「愛称」と「ロゴマーク」の募集とのことですが、どのような目的や経緯で、この施設が誕生することになったのですか?

現在すでに、人口減少社会に突入しています。これからは市場も縮小することが予想され、そんな中で、商品・サービスの高付加価値化や創造的な新事業展開を促進し、地域経済の活性化を図るためには、新たな価値を創造するクリエイティブ人材の育成が必要となってきます。
また、これらの人材が、異分野の人々と出会い、「顔の見える関係」を築き、つながっていくことが大切です。鹿児島市は、そのための「場」づくりとして、情報関連産業の育成支援施設である「ソフトプラザかごしま」を、ハード・ソフト両面からリニューアルし、クリエイティブ人材が多様な事業者と交流・連携する、本市におけるクリエイティブ産業創出拠点施設として整備することとしました。

―リニューアルという言葉が出ましたが、そもそも「ソフトプラザかごしま」は、どういった施設でしょうか。

現在、本市が運営しているビジネス・インキュベーション施設の1つです。
「ソフトプラザかごしま」は、ソフトウェア業や情報処理サービス業など、情報関連産業の育成・支援や市内中小企業の情報化を図ることを目的に設置された施設です。入居後は、低コストで事業が行えるよう、入居室・会議室・商談コーナーを提供するとともに、インキュベーション・マネージャーなど専門家による経営面・技術面などの支援を受けられます。
(※)インキュベーション・マネージャーとは、事業をはじめようとする経験の少ない起業家へ、事業の知識、ノウハウ、経営資源などに関してアドバイスを行うなどして事業の達成へ導く人のことです。

 

これまで、68の企業や大学等が入居され、54の方々が、それぞれの事業展開の中で、「ソフトプラザかごしま」を巣立たれ、地域経済の活性化を担う一員として、各分野においてご活躍されています。
そんな「ソフトプラザかごしま」が、設立から15年以上を経て、支援対象業種を「情報関連産業」から「クリエイティブ産業」に拡大し、クリエイティブ産業創出拠点施設として、生まれ変わることになりました。支援対象業種を広げた理由は、既存産業を横串で支えるクリエイティブ産業の振興を図ることが、地域産業のさらなる競争力強化につながると考えたからです。

―新施設は「情報関連産業」から、その枠を広げて「クリエイティブ産業」全体を支援していくわけですね。では、支援していくにあたり、まずハード面では、どのようなリニューアルをされるのですか?

開放的でデザイン性の高い空間をコンセプトに、クリエイティブ事業者等の交流が促進され、セミナーや展示会等、様々なイベント等が実施できる施設としてリニューアルします。
主にリニューアルする場所は1階と2階で、1階には「交流スペース」と「常設ギャラリー」をつくります。
「交流スペース」は、多様なコミュニティ形成を促進する、入居者や来館者等の交流スペースで、ギャラリーや商談スペースとしても活用できます。また「常設ギャラリー」は、クリエイター等の作品展示等による情報発信スペースとして活用します。
2階には「ユーティリティスタジオ」と「シェアオフィス」、そして「テストキッチン」をつくります。
「ユーティリティスタジオ」は、クリエイティブ人材の育成セミナーやイベントの他、商品等の撮影や展示会等、多目的に使用します。
「シェアオフィス」は、フリーランスのクリエイター等が使用するブース(6ブース)の他、グループワーク等に使用できる大きな机を、スペース内に設けます。 「テストキッチン」は、商品やメニューの撮影等による情報発信や、商品開発の他、飲食を伴う交流会の開催等、多様なイベント等に活用できます。
なお、「ユーティリティスタジオ」と「テストキッチン」は間仕切りを取れば、一体的に使用することができますので、キッチンを活用した飲食を伴うイベント等も開催できます。 また、2階には小規模な事業者の方も入居しやすいよう、小さめの入居室も4室用意することにしているんですよ。

―ハード面も、デザイン性の高い施設になるということで、楽しみですね。少しソフト面の話も出てきましたが、どういったリニューアルをされるのですか?

新施設では、クリエイティブ人材の育成支援や入居者間等のコミュニティ形成を支援するために、交流スペースやユーティリティスタジオ、テストキッチンなどを活用して、様々なセミナーやワークショップ等のイベントを開催します。また、施設のWebサイトやSNS等、様々な媒体を活用して、クリエイティブ事業者の商品・サービスのほか、クリエイティブ関連のイベント情報等を積極的に発信していきます。施設のWebサイトでは、クリエイターを紹介して、企業や大学等とのマッチングを進める仕組みも考えています。
これらの取組みを効果的に実施するために、企画運営事業者を配置し、施設の運営を行う予定です。
また、企画運営事業者は、入居者と企業、大学、地域住民等をつなぐハブ的な役割も担います。この施設には、インキュベーションマネージャーもおりますので、企画運営事業者と連携して、入居者等に対して、事業計画や資金計画等に関する経営面の支援も行っていきます。入居者だけでなく、シェアオフィスの利用者等も、こういった支援を受けることができます。このことも、この施設を利用するメリットになると思います。

イメージパース画像

―先ほどの説明にもありましたが、様々なイベントも開催されるとのことですね。具体的にはどういった内容のものを考えていますか。

これまでも、市では、クリエイティブ人材育成セミナーとして、県内外から講師を招き、Web関連やデザインの啓発に関するセミナー等を実施してきました。こういったセミナーなど、これからの鹿児島のクリエイターや企業にとって必要な知識が学べるものや、参加した方々がたくさんの刺激をもらえるように、クリエイティブに精通する県内外の専門家を招いて、幅広い内容のものを開催していきたいですね。地元のクリエイターや入居企業の方々が先生になって、学生や地域住民とも触れ合えるワークショップなんかあってもいいかもしれません。
また、スタジオでは、セミナーやワークショップだけでなく、プロのカメラマンによる新商品の撮影や、施設の意匠性を活かして、クリエイターのギャラリーとしても活用してほしいと考えています。テストキッチンを活用すれば、飲食を伴うイベントも開催できます。鹿児島の重要産業である「食」の付加価値向上を狙ってつくる「テストキッチン」は、この施設の目玉の一つです。鹿児島の「食」を広く県外や海外にアピールするためにも、新商品開発はもちろんのこと、食に関する撮影会など、幅広く開催していただいて、SNSなどで、どんどん情報発信をしてほしいですね。
こういったイベント等を通じて、様々な交流が生まれると思います。これまで出会うことのなかった業種の方々が出会える施設、異分野の人同士が出会うことで、いろんな化学反応が起ることを期待しています。

―イベントなどを通じて様々な人が訪れることで、交流が生まれて、それが産業振興につながっていくというわけですか。では、「交流」というキーワードも出てきましたが、どんな人に利用して欲しいと思いますか?

クリエイターはもちろんのこと、地元企業等の担当者や経営者、大学等の学校関係の方には、是非一度、施設に来ていただきたいですね。ここがどういった施設で、どういった活用ができるのか、来て見て、体験してほしいと思います。また、市ではクリエイターの移住施策も進めているので、そういった移住者の拠り所にもなってほしいですね。移住したら、ここに行けば、鹿児島のコミュニティにつながることができる。そういった場所にもならないといけないと思っています。  もちろん地域にも開かれた施設になりますので、起業に興味のある学生や地域住民の方々にも、気軽に訪れてほしいですね。

―ハードの内容に少し戻りますが、施設の外観イメージはどんな感じになりますか?

現在の施設の外壁は、改修しません。うまく表現できないのですが、写真を見てもらうとわかるとおり、現在の外観は、少し無機質な感じは受けるかもしれません。無機質は、良い風に言い変えれば、機能的でクールでスタイリッシュとも言えますが、感じ方はそれぞれかもしれないですね。今回のリニューアルでは、外観はそのままで、正面玄関の上(2F部分)に屋外サイン(電照サイン・文字の大きさは300角程度)を設置します。また建物の両サイドに自立サイン(タテ約1,800㎜×ヨコ約900㎜)が2つあります。このパブリックデザインコンペで屋外サインの提案は必須ではありませんが、提案があれば嬉しいですね。

―施設の周辺の状況はどのような感じでしょうか?街並みの特徴などあれば教えてください。

施設周辺は、名山地区(めいざん)と呼ばれていまして、古くからの歴史ある地区になります。古い建物も多くて、昔の長屋のような平屋建ての建物群も残っています。最近は、こだわりの飲食店や雑貨店等が進出しはじめているので、古いものを生かして、新しい価値を創造するという、クリエイティブ業界の大きな動きともマッチしているんでしょうね。
また、近くには、同じく市のビジネス・インキュベーション施設である「ソーホーかごしま」や、県の産業支援センターなどもありますので、地域として、新規創業者や創業間もない事業者を支援する機能が集積している地区とも言えるでしょうね。オフィス等を設置するにあたり、幹線道路やJR、市電(路面電車)、バス路線など交通の利便性が高いところでもありますよ。

―今回募集する内容ですが、どんな「愛称」が良いですか?ひらがな?カタカナ?数字?なんでも良いですか?

ロゴマークも同様ですが、入居企業は名刺に使用する可能性もあります。現在の入居企業は、IT系とデザイン系になります。今後はクリエイティブ産業に支援対象を拡大するので、クリエイティブ系企業が使用する可能性があることも、頭に入れておいていただければと思います。特に使用する文字や数字に制限はありませんので、自由にご提案いただいて結構です。
また、覚えやすさも重要なポイントだと思いますので、長すぎる愛称はどうかと思いますね。一番良いのは、愛称から施設の内容をパッとイメージできることですが、これは望み過ぎでしょうか。

―どんなロゴマークが良いですか?先ほど名刺で使用する話も出ましたが、受賞した「ロゴマーク」は、どのような用途に使われますか?

ロゴマークも、基本的には愛称の考え方と同じで、覚えやすいものでしょうか。ロゴマークだけ見たら、「あの施設のことね。」と、わかってもらえるような印象に残りやすいものが理想です。
またロゴマークの用途ですが、施設のWebサイトでの使用のほか、パンフレットやリーフレット、イベントチラシなど、幅広く使っていく予定です。

―パターンはどのようなものが必要ですか?縦・横のサイズなど要望がありますか。

パターンとしては、色味になりますが、使用する色は5色程度に収まれば、より望ましいと思います。白黒(モノクロ)バージョンの提案もあると良いですね。サイズ感は特に要望はありません。

―特徴的なイメージなどありますか?(例えば、玄関に特徴的なモニュメントがあるとか?)また要望などもあればどうぞ。

建物として、特徴的なモニュメントは特にありません。意匠性が高い空間を意識してはいますが。
クリエイターに特化した支援施設は、他の自治体でもあまり例のない珍しい施設になります。従来の行政施設にはない形の施設というのが、特徴になるのでしょうか。
ありふれた言い方かもしれませんが、クリエイティブ人材の支援施設になりますので、クリエイターが、「カッコいい」とか「お洒落」と思える「愛称」と「ロゴマーク」が出てくれば嬉しいですね。

―最後に、応募者に一言お願いします。

この施設は、これからの未来を担うクリエイティブ人材の活躍拠点となる施設です。クリエイターと地元企業、大学、地域住民など、様々な出会いと交流から、新たな想像が広がる、そういった場所になってほしいと思っています。
様々な出会いをきっかけに、新たな想像が広がり、新たな発想や価値が生まれる。この施設の順調な船出が、鹿児島市の魅力あふれる産業の創出につながっていく。この取組みは、これからの未来を担う学生や子供たちが、鹿児島市で仕事がしたいと思える環境づくりの一歩にもなると思っています。
こういった想いを持ってつくっている施設です。想いを汲み取って、皆さんの色でデザインされたご提案をお待ちしております。たくさんのご応募をよろしくお願いいたします。