株式会社 下堂園 担当者インタビュー

鹿児島中央駅の目の前、ホテルの入ったビルの1Fにあるおしゃれなカフェ。日本茶をメインにした斬新でモダンなカフェ「下堂薗茶舗」で、今回のアワードの課題テーマ等について株式会社下堂園マーケティング担当チーフの鳥越裕也さんにうかがった。(以下敬称略)

下堂園 鳥越さん

下堂園 鳥越さん

–よろしくお願いします。モダンなお店ですね。

鳥越 ありがとうございます。この店は2012年に弊社の新しいコンセプトとしてオープンしたお店です。弊社は、実は2014年で創業60年なんです。元々は高麗町に先代の社長がお茶屋さんをはじめたのが始まりです。その後、卸売りや原料売りとして業績を伸ばしてきました。全国の問屋さんに鹿児島の荒茶(あらちゃ)を仕入れて販売してきたんです。その中で、独自ブランドを販売しようと、日本茶カフェ「ティースペース・ラサラ」や小売店舗を県内4店舗作りました。その中の一番新しいお店がココ「下堂薗茶舗」になります。

–なるほど。御社はお茶の新しい可能性を考えているとか。

鳥越 はい。我々の目指しているものは「お茶を新しい飲み物として飲んでいただく」ということです。例えば、ここのお店がそうなんですが、急須で飲んでいただいていたお茶を、あえて水出しで飲んでいただいたり、ワイングラスで飲んでいただいたり、お茶にあうお菓子や食事の提供などをしたり、お茶自体の新たな展開の可能性を日々考えています。また、お茶の海外展開も考えています。海外での緑茶の消費は健康ブームもありすごく伸びているんです。弊社はドイツに拠点を作っており、そこから全世界にむけてお茶を広めていこうとがんばっているんです。

–すごいですね。健康食ブームで緑茶など人気ですよね。やはりターゲットは女性になるんでしょうか。

鳥越 そうですね。お茶自体が昔ながらのパッケージというイメージが強いので、若い女性むけのパッケージデザインを心がけて行きたいとは思っています。洗練されたデザインで販売していきたいですね。また、ターゲットにあわせた商品開発もしていきます。また、オーガニックなお茶を提供している、ビオファームブランド、有機農園ブランドは、海外を視野にいれたパッケージデザインを考えています。もちろん、オーガニックなので、自然やナチュラルなイメージを展開していきたいですね。

–なるほど。今回アワードテーマとして募集しているのもオーガニックな商品ですよね。

鳥越 はい。「下堂薗有機農園」シリーズのパッケージ開発をお願いしています。元々、弊社の自社農園の商品はあったんですが、そこへは弊社としてあまり(デザイン部分などに)注力をしていませんでした。ただ、昨今の海外での需要やオーガニック商品の高まりに対して、自社有機農園という他社にない部分、これを今後有効に活用していきたいと思っています。弊社の自社農園はEUとアメリカで有機認証を認められており、そこで栽培された緑茶や紅茶はEUを中心とした世界に展開されているんですよ。また、国内でも問屋さんや商社、直営店を中心とした原料供給・パッケージの販売を行っているんですが、この商品群の現在のパッケージは簡素なものとなっていまして、コミュニケーションの部分でまだまだ課題があると考えています。ですので、アワードへ応募するデザイナーさんのお力を借りて、海外展開を視野に入れたパッケージ開発をしていただけたらと思っています。

–「下堂薗有機農園」シリーズのターゲットはやはり女性ですか。

鳥越 そうですね。女性がメインでしょうね。あとは価格が若干高めの設定なので、高級志向だったりオーガニック嗜好の方がターゲットでしょうか。「自分のことを大事にしながらもこだわりを持った方」という感じでしょうか。ただ、量販店など国内でも販売もしますし、先ほどありましたように海外に向けても販売していく予定です。2015年のミラノ万博への出店も検討しています。

–ありがとうございます。あと、オーガニックティーは普通のお茶よりおいしくないということを聞いたことがるんですが本当ですか?(笑)

鳥越 あはは。そんなことはないですよ。ただ、オーガニックティーは雑味がないんです。自然本来のお茶の味を味わっていただきたいという感じですかね。香り高くアッサリとした味わいになるので、そこの部分をそういう感じで言われるお客様もいらっしゃるかもです。(笑)

–なるほど。そうなんですね。ありがとうございます。では、最後に応募いただくデザイナーさんへメッセージをお願いします。

鳥越 いろいろなアイデアをお待ちしております。業界自体が縮小化していることもあり、パッケージ自体もデザイン性があまりないのが現状です。デザイナーさんの面白い発想や新しい発想に期待しています。

–ありがとうございました。

株式会社 下堂園


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