ノガミ産業 担当者インタビュー

鹿児島の特産品でもある「黒豚」。その生産者でもあるノガミ産業。その黒豚の革を使った世界初の商品のデザインを今回のアワードの課題テーマにしていただいた。その意味と思いについて、代表取締役野上直樹さんにお話をうかがった。(以下敬称略)

ノガミ産業 野上さん

ノガミ産業 野上さん

–よろしくお願いします。まずはじめに御社の御紹介をお願いします。

野上 はい。弊社はもともとは畜産の飼料販売からはじまっています。これからの国際情勢や日本の食事情を考えると、輸入穀物の依存を下げ、国内で安心で安全そしてお手頃な飼料を確保したいと考えて事業展開をしてきました。そんな中、作り手の顔が見える、安心・安全なお肉を提供できないかと一念発起し、自分達で黒豚の肥育をはじめた次第です。弊社が考える畜産は第一次産業の中だけの循環でなく、全ての産業全体で廻って元気にしていく畜産でありたいと考えています。失敗もたくさんありましたが、試行錯誤で作り上げた発酵飼料を与えた豚は健康になり肉質もよいとご好評をいただいています。

–ありがとうございます。黒豚、ほんと美味しいですよね。その黒豚の革を使った商品デザインを今回のアワードへのテーマにしていただいたんですよね。

野上 はい。弊社の黒豚の革を使って、7インチの携帯端末のカバー、例えばiPad miniのカバーを作るというのを課題テーマにさせていただきました。元々、黒豚の革で何かを作りたいなと思っていたのですが、なかなか考えをまとめることができなかったんですね。そのときに、県の事業で市場調査やグループインタビューをさせていただいたんです。そこで、革製品に対する思いというものを参加された皆さんに聞いてみたところ、女性と男性で回答に差が出たんです。女性はとっかかりは早いけれどもどちらかというと、革そのものよりもブランドに対する思いのほうが強いとか、あと、新しいものを購入したいという思いが大きいことなんかもわかりました。逆に男性、特に年配の男性の方は、革に対する思いをすごく熱く語っていただいた方がいらっしゃったり、末永く革製品を使っているという方がいらっしゃったり、革製品に対してすごいステータスを感じている感じがしました。ですので、今回の課題テーマのターゲットは男性とくにある程度の年齢と地位などがある方が良いのではと思っています。

–なるほど。男性のほうが1回選んだものを永く使うという話もありますよね。

野上 そうですね。まあいちがいには言えないのかもですが、今回については、その、男性のターゲット層の方々に豚革を認知してもらいたいと思っています。あと、やっぱり今までは革といえば牛革だったと思うんですよね。豚革は裏方に回ることが多かったのですが、黒豚という鹿児島の特徴を出すことにより、スペシャルな感じや別の市場としての商品という感じを出して行きたいなと思っています。

–なるほど。今回の商品の価格帯もそれなりのお値段する予定ですよね。

野上 そうですね。最終的な商品は10,000円~15,000円くらいを考えています。ですので、ユーザーの方が、黒豚の革を使うということがステータスになるような感じのデザインでお願いできればとも思いますね。「大人の男がこだわって購入する黒豚革のケース」みたいな感じですかね(笑)

–いいですね。黒豚革の製品というのは世界初ですかね?

野上 そうですね。宣言しているものとしては、世界初だと思います(笑)。

–おおすごいですね。ちなみに黒豚の革の特徴はどのへんなんですか?

野上 はい。黒豚の革の特徴というか、まあ、豚革の特徴なんですが、基本的にやわらかいというのが特徴になります。ソフトで優しい感じがするというのもよく言われる特徴ですね。

–なるほど。では、最後に、今回応募いただくデザイナーさんへのご要望やメッセージをお願いします。

野上 はい。携帯端末のカバーということなんですが、機能性として、スマホも一緒に入れたり、システム手帳が入ったりなど付加価値の機能性があるとうれしいかなとも思います。ただ、もちろん使い勝手が悪くなると意味ないですのでそこは考慮してもらえればと思ってはいます。あとは、デザイン的にはいろいろ考えてもらって、取っ手やポケットなどをつけてもらってバッグのようなものにしてもらったり、何枚も革を使ったり、逆に牛革をアクセントにつかったり等も良いかなと思っています。黒豚の革を使うということ以外は、機能性やファッション性で比較的自由に考えてもらえればうれしいですね。

–ありがとうございました。

ノガミ産業


http://nogamifarm.jp/